「と、いうわけで」
「どんなわけ」
「ツイスターをやろうと思う」
「嫌よ」
全力で一刀両断するみどりん。
まぁそうよね。
「いいじゃん、女子しかいないよ!?」
アキちゃん、私男の子。
「女子であるあんたが一番危険なのよ!」
「まぁまぁみどり。一回やってみようよ」
ヒナちゃんは危機感というものを持った方がいいと思うの。
「よし、誰が回す?」
「じゃあ私がやるわ」
「桃松にやらせなさいよ」
だからみどりん、私男の子。
「じゃあ行くわよ。アキちゃんからね」
「うん」
「右足青色」
ぺたり、と素直に足をのっけるアキちゃん。
次はヒナちゃんね。
「左手赤色」
「はーい」
ペタリ、と左手を赤色にのせるヒナちゃん。
「おぉっと!バランスがぁぁ!」
「一か所しか固定されてないのにどうやってバランスを崩すのよ」
よろけてヒナちゃんの胸を触ろうとしたアキちゃんに振ってくる制裁。
当然よね。
さて、次はみどりんね。
「左足緑色」
…間。
「はい、次アキちゃんの右手が緑色ー」
ちょっとダレた。
だって私ルーレット回して読み上げるだけだもん。
「げ」
「ん?」
なんだろう、と漫画から目を離してアキちゃんたちのほうを見ると、それはまぁ楽しいことになっていた。
「まず突っ込みたいのはみどりんの姿勢ね」
「だってブリッジのほうがバランス取りやすいと思ったんだもの!」
でもプルプルしてるわよ。
「で、アキちゃんどうするの?」
そこから緑色に手を伸ばそうと思うと事故が起きるわねー。
「ヒナに少しでも触ってみなさい、あたしの鉄拳が飛ぶわよ」
「手を離したら負けよ、みどりん」
「くっ…」
こんなゲームでも負けるのは屈辱的なのねー。
でもこれは確かにヤバいわ。
ヒナちゃんは四つん這いになった状態。
上からいけばヒナちゃんを押しつぶす形になるし、下から行くと…ねぇ。
でもこんなの、アキちゃんからすれば一択問題よね。
「はい、委員長ごめんねー」
「あぅ」
やっぱり下からいったー!
「…Cカップモイイカモシレナイ…」
なんでカタコトなの。
「このっ」
「はい、みどりんアウトー!」
「あぁ!?」
愕然とするみどりんを置いてゲームは進む。
「ヒナちゃん左足赤色ー」
「えぇ!?」
もっとアキちゃんに密着ね。
さぁどうするヒナちゃん!(ちょっと楽しくなってきた)
「…」
「…」
「あー、どっこいしょ」
「ぎゃー」
無言で悩むヒナちゃんが行動を起こす前に、我に返ったみどりんによってアキちゃんがつぶされたことでゲームは終わった。